大地讃頌

ここのところ急に肌寒くなりました。
雨が降りだす前のグレイな空も、独特の空気も僕は好きです。
春になればいつの間にか桜が咲いて、そして散って。
夏になればいつの間にか蝉が時雨から嵐の様に短い人生を謳歌し。
秋になればいつの間にか葉は染まり、そして散る。
冬になればいつの間にか空は低くなり、吐く息は白く。
季節は流れ、時もまた流れる。
僕たちが何かアクションを起こさなくても、自然は巡りめぐる。
向上心は無くしたくない。
けれども人は怠惰を貪る。
地球は今もどこかで進化を遂げている。
人類による虐待に耐え、それでも僕らを守っている。




『水は高きより低きへ流れる。人の心もまた同じように』




こんなにも近くに日々頑張っている存在がいる。
僕らは忘れてはならない。






今、僕たちが立っているのは『地球』の上だという事を。