精神の渇望と浪費時間の削減による関連性の考察

自己投資、自分磨き、スキマ時間の活用など、本屋に立ち寄ればこの類いのいわゆる自己啓発本だったりが良く目に付く昨今、いかがお過ごしでしょうか?
勝間和代の時間マトリクス、スティーブ・ジョブズのビジネス論など興味深い思考は世界に渡り溢れています。
ポッドキャストでも飽食について触れましたが、自己啓発やビジネス流儀においても情報に溢れ、色々な事に手をつけては消化不良のまま時が少し経つと別のスタイルが流行となり、またそれを試しては消化不良を起こすという、過食症の栄養失調状態にある現代人はこれもまた巷には溢れている事でしょう。一体僕たちはいつになったら最高のスタイルを手に入れる事が出来るのだろうか?
いつまで待っても、また新たな素晴らしいアイデアが生まれ、社会を巻き込む事だろう。最小限の労力で最大の成果を得ることが本当にベストなのか?
がむしゃらに走っていたあの頃は今のように戦略を立てて物事に取り組まなかったが、代わりに汗を流し、真面目に、まっすぐ前に進めた。
今様々な理論やスタンスで物事に取り組み、要領よく成長する事を望めば、人の目を気にしたり無駄な事を切り捨てたり、楽に成果を望む様になった。
あの頃のひたむきさが今必要なのではないか?
成果と労力を天秤にかけるとき、ひたむきさはそこには介在していないのではないか?
昔の人は言いました。『狭い日本、そんなに急いでどこへゆく』
スピードと成果と努力とひたむきさと労働力と愛しさと切なさと心強さ…いやいや。
一体僕たちはどれだけのサムシングをこの両腕に抱えながら、この平成という時代を駆け抜ければ良いのだろうか?